NFTゲーム開発 (開発準備編)
はじめに
個人でNFTゲームを開発する為に何が必要なのか、準備しなくてはならない項目についてまとめました。
参考にした本
- マスタリング・イーサリアム ―スマートコントラクトとDAppの構築
- SolidityとEthereumによる実践スマートコントラクト開発 ―Truffle Suiteを用いた開発の基礎からデプロイまで
- 詳解 ビットコイン ―ゼロから設計する過程で学ぶデジタル通貨システム
- ブロックチェーン dapp&ゲーム開発入門 Solidityによるイーサリアム分散アプリプログラミング
NFTゲームについて
NFT(Non-Fungible Token)は、一意性を持つデジタルアセットを表すトークンです。NFTゲームは、このNFTを使って、プレイヤーが所有し、トレードすることができるゲームのことを指します。
NFTゲームは、ブロックチェーン技術を使って、アイテムやアバターなどのデジタルアセットを所有し、トレードすることができます。これにより、プレイヤーは、ゲーム内で所有しているアイテムやアバターを、他のプレイヤーと取引することができます。
NFTゲームには、サンドボックス型のゲーム、カードゲーム、RPGなど様々なタイプがあります。
ただし、NFTゲームはまだ新しい分野であり、普及が進んでいるため、今後の動向については不透明です。
NFTゲームの開発方法
NFTゲームの開発には、以下のようなステップが必要です。
- ゲームのコンセプトやビジョンを定義する: ゲームの世界観や目的、ターゲットプレイヤーなどを明確に定義する。
- ゲームエンジンの選択: UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンを使って、ゲームを開発する。
- スマートコントラクトの開発: Ethereumなどのブロックチェーンプラットフォーム上で、スマートコントラクトを開発する。スマートコントラクトは、NFTトークンを生成し、管理するために必要です。
- ゲームのデザインとアセットの作成: ゲームのグラフィックやサウンド、アイテムやアバターなどのアセットを作成する。
- ゲームのプログラミング: ゲームのシステムやメカニクス、UIなどを開発する。
- ゲームのテストとデバッグ: ゲームをテストし、バグを修正する。
- リリース: ゲームをリリースする。
スマートコントラクトの開発
スマートコントラクトの開発には、以下のようなステップが必要です。
- スマートコントラクトの要件定義: スマートコントラクトが実現するビジネスロジックや機能を明確に定義する。
- スマートコントラクトの設計: スマートコントラクトのアーキテクチャやデータ構造、インターフェースなどを設計する。
- スマートコントラクトのコーディング: Solidityなどのスマートコントラクト向けのプログラミング言語を使って、スマートコントラクトをコーディングする。
- スマートコントラクトのテスト: スマートコントラクトをテストすることで、正しく機能しているかを確認する。
- スマートコントラクトのデプロイ: スマートコントラクトをブロックチェーン上にデプロイする。
- スマートコントラクトの管理: スマートコントラクトを運用し、アップグレードや修正が必要な場合は、適切に対応する。
環境構築は以下のリンクでまとめました。
https://qiita.com/nekoharuyuki/items/b00754ee638ec3418668
web3の認証を実装する方法
Web3の認証を実装するには、以下の手順が必要です。
- Web3 APIのセットアップ:Web3.jsなどのWeb3 APIを使用して、Ethereumブロックチェーンと通信するためのインターフェースをセットアップします。
- エクスペリエンスの定義:Web3認証のユーザーエクスペリエンスを定義する必要があります。これは、Web3認証のインターフェースとアプリケーションの使用方法を定義することを意味します。
- Ethereumアカウントの作成:Ethereumブロックチェーン上にユーザーアカウントを作成する必要があります。これは、Ethereumトランザクションを送信するために必要なものです。
- ユーザー認証:Web3 APIを使用して、ユーザー認証を実装する必要があります。これには、EthereumアカウントとEthereumアドレスを使用することが含まれます。
- 認証の保存:Web3認証によって取得された情報を永続化する必要があります。これには、データベースなどの保存手段が含まれます。
Web3 ウォレットを実装する方法
- Web3 フレームワークの選択: Web3 ウォレットを実装するためには、Web3 フレームワークが必要です。例えば、Truffle、Embark、DappHub などがあります。
- スマートコントラクトの開発: ウォレットと連携するスマートコントラクトを開発する必要があります。このスマートコントラクトは、ウォレットに対するトランザクションの取引履歴を管理する役割を持ちます。
- ウォレットのインターフェイスの開発: ウォレットのインターフェイスを開発し、ユーザーがトランザクションを送信したり、バランスを確認したりできるようにする必要があります。
- ウォレットのテスト: ウォレットが正常に動作するか、正しいトランザクション履歴が保存されているかをテストする必要があります。
- ウォレットのデプロイ: 最後に、ウォレットを適切なブロックチェーンネットワーク上にデプロイして利用可能にする必要があります。
これらの手順を適切に実施することで、Web3 ウォレットを実装することができます。
Web3の認証とウォレットを簡単に実装する代替手段
Web3の認証とウォレットが必要なことがわかったので、最も評判の良い2つのオプション MetaMask 、 WalletConnect について、詳しく見てみましょう。これらの各オプションは、確かなユーザー エクスペリエンスを提供します。MetaMask と WalletConnect の組み合わせは、ネイティブの暗号化ユーザーにとって完璧な体験です。MetaMask は間違いなく Web ユーザーにとって最高のツールであり、WalletConnect はモバイル ユーザーにとって頼りになるツールです。
まとめ
今回は、個人でNFTゲームを開発する為に何が必要なのか、準備しなくてはならない項目についてまとめました。 別の記事で、web3の認証やウォレットを簡単に実装する為に、Unity と Moralis Metaverse SDK を試したのでまとめようと思います。